なぜ日本人はLとRを聞き分けられないの?

10年以上あきらめていたLとRが
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なぜ日本人はLとRを聞き分けられないの?

なぜ英語がペラペラになって10年以上経っても、
英語のLとRの音だけはなかなか完璧に聞き分けられるようにならないのか、
ちょっと本気で考えてみました。


日本人にLとRの聞き分けがなぜ難しいかというと、
それは言語の音を習得する最盛期の1歳までの間に、
日常の中で聞こえてこない音=今後の自分には必要のない音、
として取捨選択をしてしまうから、という実験結果があります。


赤ちゃんというのはひとりでは生きていけませんから、
周りの環境に順応する、
周りにいる人との意思疎通がはかれるようになることが
生存するためにとても大切です。

そこで周りの人が自分に話しかける言葉に含まれる音を
小さな脳みそがそれこそ死にものぐるいで
集積するんですね。


私も日本人に英語を、
外国人に日本語を教えてきた経験から、
だいたい9歳から11歳くらいの時期に
言語に含まれる音を自然に習得する能力が
ガクッと急激に降下するのを感じてはいたのですが、

その実験結果によると、
生後6か月から8か月では
どの言語圏に暮らしている赤ちゃんの間にも
英語のLとRを聞き分ける能力の差がなかったのに対し、
なんと生後12か月に達する頃には
英語圏に住んでいる赤ちゃんと
日本語圏に住んでいる赤ちゃんとの間に
すでにLとRを聞き分ける能力に
かなりの差が出てしまった、というのです。


聞き分けの能力が周りの人の話す言語に特化されて
他言語特有の音を聞き分けられる能力は
「とりあえず今自分には必要のないもの」として
取捨選択してしまうわけですね。

TED
(TED.com Dr. Patricia KuhlによるThe Linguistic Genius of Babiesより)
青がアメリカ合衆国、シアトルの赤ちゃんたち、
赤が日本、東京の赤ちゃんたちの
英語のRとLの聞き分けの結果。


こちらはそのグラフが出てくるTEDのビデオです。




上でも書いたように、
一定年令で自然に言語中の音を習得する能力が
衰えることは体感としてすでに知っていましたが、
こんなに早い時期にこれだけの差が出てしまう、という
この実験結果はとても衝撃的でした。

ここまで差が出た状態を基礎にして、
最初の言葉を話し、
やがて言葉によって自由に意思の疎通ができる頃には
他言語特有の音が聞き分けられなってしまっていても
それは無理のないことですよね。




私たちが英語を日本語にある音で置き換えて発音しようとすると、
Lの音もRの音もラ行の音になってしまいます。

これは長年、毎日自分を取り巻いている環境の中で
聞こえてくる音の範囲内では、
LとRの音の違いというものがなく、
日本語の中で、より重要な音の聞き分けに
耳の神経を注いできたのですから当然で、
しかたのないことと言えるのです。

そうは言っても惜しいですよね。
生まれたときには持っていた能力を
みすみす捨ててきたなんて・・・。


そんなわけで、小さい頃から、
(中には胎教と称してお腹の中にいるうちから)
外国語の音をCDやDVDで聞かせる人の努力も
理にかなっているように思えるのですが、

この実験結果では、
赤ちゃんにCDやDVDの音を聞かせても
上の図の青線ほどに、
聞き取り能力を向上させる効果は認められなかったそうです。

赤ちゃんにとっては、
自分の世話をしてくれる周りにいる
本物の人間以外から発せられる言語的な音は、
「生きるために必要な能力としての聞き取り」には
直接関わるものとは認識されないのでしょうね。

この実験で、外国語に対しての聞き取り能力の向上が
母語同様に見られたのは、
実際にその言語を話す人が毎日、
1回25分間、絵本やおもちゃを見せながら
12回、合計5時間話しかけた場合だそうです。


一日5時間!
これはある言語圏で生まれた赤ちゃんの世話を
日常的にする人が外国人、という環境でもない限り
あり得ない量ですよね。

一歳の誕生日を迎える頃には
すでにあれだけの差がついてしまうものを
すでに私のようにすっかり大人になってしまった者が
習得しようとしたらどんなに大変か・・・。

とガックリしたのですが、
考えてみたら私が英語にはじめて接したのは
中学校一年生の英語の授業で、
高校卒業後に独学で英語を習得しはじめて、
日本に住みながら英語が話せるようになったのですから、
そんなに気を落とすこともないんですよね。


私程度の英会話力の日本人なんて
実はゴロゴロ、いくらでもいるのですが、
とにかく私自身も、

大人になってから英語を話せるようになるのは
不可能じゃない

という生きた見本のひとりであることは
間違いありません。


なぜなら大人になってから外国語を習得しようとする場合、
生まれたての赤ちゃんにはない能力があるからです。

それは、

自分が注意を注ごうとするものに
故意に集中することができる

能力です。


日本で生きている限り、
英語をはじめとする外国語をまったく理解できなくても
何不自由なく生きていくことはできます。

この環境下では赤ちゃんが
周りの人の話す言語以外を選び取って
自分の意志で習得するのは不可能なんですね。
(だから生身の人間が目の前で話してあげないと
 その外国語に対する能力は伸びないわけです。)

ところが私を含め、
残念ながらすでに自然に言語を習得できる時期を
過ぎてしまっている人たちというのは、
自分の意志で、
生き抜くために直接不可欠ではない言語を
選び取って習得できる能力を持っているのです。

村上龍さんの「五分後の世界」(他の著書だったかも)の中にも

『人間は支配されるとなると
  必死でその相手の言語を会得する』

というような記述がありました。


要するに大人になってしまっていても、
そのくらい自分の生存に影響が出る状況になれば
おのずと外国語を習得しようとする力が発揮される、
ということだと思います。

まぁ、そこまで極端ではなくても、
高校生だった私が

「英語は世界への扉を開いてくれる鍵だ!」

とひとりで勝手に思い込んだように、
強く意思を持つことによって
外国語を習得することは
十分可能なことなのです。


その思い込みも、
今となってはまったく真っ当なものだったわけですし。
現実に、私は知り合いの中に
外国人の割合が圧倒的に多いので、
日本に住みながら日常会話の90%は英語という毎日です。

自由業で、突然パッと暇になる時間ができたりしても、
スカイプに100人を超える外国人がいると、
誰かしら話し相手になってくれます。
こういうときに、時差ってありがたいな、と感じます。

また、あの3月11日の大震災のときには、
これも時差の関係で、
心配してくれている彼らの声がそれこそ波のように
次から次へと届いて、
余震の中怯えきっている私を励ましてくれました。

普通ならテレビの報道や、動画サイトを通じて
あとから知って涙するようなメッセージを
世界中から直接、そのときに受け取れたのは、
やっぱり英語という言葉の持つ力の
成せる技だったと思っています。




そんな私が今あらたに習得しようとしているのは
イタリア語とアラビア語です。

イタリア語の音はそんなに日本語とかけ離れていないのですが、
アラビア語は今のところ、
日本語にはない音だらけ、という感じで、
どんなに一生懸命発音しても
「違う違う」と中東~アフリカの友人たちに
笑われる日々です。


アラビア語で自由に話せるようになるのは
・・・また10年後くらいかなぁ。




これから10年もかけなくないあなたには・・・


LとRがはっきり聞き分けられるようになる
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